不動産

全保連の家賃保証システムの利用を考えてみよう!

賃貸物件の契約をするとき、病気や失業などの理由で給料が支払えなくなったときに備えて保証人を設定することになります。

しかし保証人を頼みたくても、身近にお願いできる方がいないというケースも見られます。

そのような場合であれば、全保連の家賃保証システムの利用を検討するのも1つの手です。

 

⒈借りる側と大家側の信頼関係の問題

このシステムを利用することで、保証人が頼む人がいないという方でも賃貸契約がしやすくなるかもしれません。

実際に家賃保証システムについて考えていくときのポイントになるのが、借りる側と大家側の信頼関係の問題です。

そもそも大家にとって賃貸物件というのは、家賃収入が得られる大切な資産になっています。

その資産を貸し出すうえでは、問題なく支払いをしてくれる人に貸したいのです。

そこで問題なく支払ってもらえるように、保証人を設定しています。

しかしさまざまな事情から、保証人を設定したくてもできないという方も増えてきています。

だからといって保証人が設定できないだけで賃貸物件の契約ができないと、生活に困ってしまう方もいるでしょう。

そこで保証人の代わりに全保連の家賃保証システムを利用することで、病気や失業などで困ったときでも代わりに家賃を払ってもらうことが可能です。

 

⒉部屋を借りたい方が全保連を利用するメリット

このような仕組みがあることで、大家側は保証人がいない方でも安心して賃貸物件を貸せるようになります。

では部屋を借りたい方が全保連の家賃保証システムを利用することには、保証人の設定が必要ない以外にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

毎月の家賃の支払い方法が選べる

メリットの1つとしてあげられるのが、毎月の家賃の支払い方法が選べるという点です。

一般的な口座振替だけではなく、振り込みによる支払いが可能なケースも見られます。

ただし支払い方法には条件があるケースも存在しているので、個別に確認していくことを忘れないようにしましょう。

 

店舗や事務所としての利用の場合でも依頼できる

また全保連の家賃保証システムにおける特徴の1つが、住居としての賃貸物件だけではなく店舗や事務所としての利用の場合でも依頼できるという点です。

賃貸物件の契約といっても、駐車場やトランクルームなど利用目的は人によって異なります。

さまざまなケースで利用できるようになっているからこそ、自分の状況に応じて保証人の代わりになってもらうことが可能です。

 

家賃の滞納に気をつける

実際に賃貸物件を借りる方が注意しなければならない点の1つが、家賃の滞納に気をつけるという点です。

家賃の滞納が何か月も続いてしまうと、契約が続けられないなどの問題につながるリスクもあります。

ですが家賃保証システムを利用している場合だと、万が一支払いが遅れても最短で支払日の当日に全保連側が入金してくれます。

代わりに支払ってもらうことで、滞納のリスクを避けられるのです。

 

複数の支払い方法で滞納分を払える

また実際に家賃の立て替えを行ってもらった場合、複数の支払い方法でその分を払えるというのもポイントの1つです。

振り込みだけではなくコンビニエンスストアで払える仕組みもあるので、自分に合った形で支払うようにしましょう。

 

⒊全保連の家賃保証システムを利用する際の流れ

では実際に全保連の家賃保証システムを利用したい場合、どのような流れになるのでしょうか。

無条件で利用できるというものではなく、まずは審査の申し込みが必要になります。

審査のためには申し込み用紙への記入を行ったうえで、必要書類を提出します。

必要書類は条件によって異なりますが、本人確認書類のほかに、収入を示す書類を用意することになります。

審査と言われると、通過するのが難しいというイメージを持っている方もいるかもしれません。

実際には安定した収入があって大きな借金などもなければ、問題なく契約ができます。

無職の方でも預金通帳の残高が多ければ契約できるケースも見られます。

またこれから仕事を始める内定者は、採用通知書などの写しを提出しましょう。

そして審査を無事に通過したら、いよいよい契約手続きを行っていくステップになります。

そしたら契約書類への記入を行ったうえで、初回保証委託料を支払いましょう。

実際に家賃保証システムを利用する際に必要な委託料というのは、一律ではなく条件によって変わってきます。

家賃や契約内容に応じて異なるので、個別に確認したうえで利用を検討することが大切です。

注意事項を確認したうえで、契約を行うこともポイントの1つです。

また実際に家賃保証システムの利用のために必要な料金の内訳としては、初回保証料のほかに更新料や手数料などがかかります。

お金を支払うタイミングや料金を考慮したうえで、問題なく利用できるようにしましょう。

 

⒋まとめ

家賃保証システムがあるといっても、基本的には自分で問題なく毎月の家賃を払っていくことが一番大切です。

保証システムを利用しているから安心と考えるのではなく、毎月問題なく支払えるようにお金の管理をすることも必要です。

特に初めての一人暮らしだと、思うように管理ができないという方も多くいます。

より良い管理のためのポイントを整理して、毎月のお金の使い方を考えることもポイントの1つです。

全保連 烏川

最終更新日 2025年7月24日